クロモジってご存知ですか?
和菓子に添えてあるアレです、アレ。
平たく言えば、和菓子を食べる時に使う楊枝。
富山でこのクロモジを作っている職人さんがいるというので
取材に行ってきました。
「クロモジ」「クロモジ」と連呼していますが
そもそもクロモジの木で作られた楊枝だから
「クロモジ」と呼ばれています。
ちなみに一番よく見かけるカタチの楊枝を「会席」と言います。
結納の時に使うのは「のし」。木を薄く削って、結んであります。
そして「ツル」は厚さ1ミリほどの楊枝。
実際に見ないと分かりませんが
ツルの頭の部分をクロモジの木肌を使い表現しています。
また、サギ(鳥)とかキセルといったカタチなどもあり。
楊枝の奥深さを知りました。
さらに!
職人さんが作った楊枝の切れ味と言ったら、
とってもシャーーープ !!
和菓子がこんなに美しく切れるとは!!!
余談ですが、クロモジの木はクスノキ科なので
すっきりした清涼感ある香りがします。
いいものは、香りも気持ちもいいものですね。
【西】