富山はいよいよ冬本番。大雪の恐怖体験が記憶に残っているため、今年はいつも以上に雪に警戒心を抱いている【吉】です。うちの周り、融雪装置がない道路なのでひたすら除雪するしかない。しかもスコップで。12月初旬にホームセンターで「ママさんダンプ」の購入を迷って結局辞めたことが悔やまれます。ヤッパリカウベキダッタ。
さて。年の瀬も押し迫った27日。となみ衛星通信テレビの「ぐるっとなみ野これだけ生放送」の収録がありました。この番組はとなみ野に暮らす森井家の物語で、時代設定は昭和40年代。畳と障子戸のセットにスタッフが持ち寄った「昭和らしい小道具」(というか、リアルに昭和40〜50年代に家で使っていたもの)を組み合わせて舞台なるものを作っています。毎回20ページほどの台本を書いていますが、台本の仕上がりがいつも放送日の前日になるので、それを1日で覚えるという演者の皆さんには大変な苦行を強いている番組です。でも、スタッフや演者の皆さんは誰一人として「台本早く出せ!」と言いません。私は本当に恵まれています。
今年最後の回は、お正月元旦から放送する58分。女性陣は艶やかな着物姿で登場し、お正月に欠かせない縁起物の話題や昔懐かしい冬仕事の道具の話題も入れました。森井家のお正月には、ご近所さんや知り合いが新年の挨拶に訪れる設定だったのですが、今の時代にはそういうシーンは少なくなったでしょうね。私が子供の頃にはあったお正月の特別感は今の時代には微塵もない。そう思うと少し寂しさを覚えます。
ガツンとくる華やかさはない番組ですが、ご覧になった人が「昔はこうやったな〜」と思ってくれるといいな、と思いながら毎回制作に携わっています。来年もやわやわと頑張りたいです。
とりあえず今年も無事に一年を締めくくられ、、、あっ。年末は年明け放送の番組の編集でした。仕事があるってありがたいですね。
【吉】