先日、南砺市城端のエドヒガンザクラを見に行ったら、葉桜でした。例年よりも早く満開になったらしい、今年は一気に暖かくなりましたから。
さて。4月17日は、南砺市福光の春祭りの撮影。
福光の街中にある宇佐八幡宮の春季例大祭は、厄年の男衆が神輿を担いで町内をねりまわるお祭りです。男の厄年は数え年で25歳、42歳、61歳。なので3世代の男衆が神輿を代わりばんこに担ぎます。その神輿の先導をする「裁許」の格好がまた独特で、山袴(動きやすいように膝から下が細くなっている袴)姿にハンチング帽のスタイル。たぶん大正時代ごろの流行りの和洋折衷の名残かと思いますがなかなか粋を感じます。「よいやさ」の掛け声と共に、散りぎわの桜の下を通る神輿を見て、春を感じる地元の方も少なくないはず、です。
しかし、祭りは新型コロナの影響で一昨年、去年は中止となっており、今年がなんと3年ぶりの開催。神輿を担ぐ人の中には「県外にいるので、この祭りのために3年ぶりに地元に帰ってきた」と話す方もいました。
今年の祭りは、大事をとって町内ねりまわりの距離を大幅に縮小し、神輿は八幡宮の周りをぐるりと2周。そして、八幡宮前の通りを何度も行き来する祭りのクライマックスである「もどいた」は7回。およそ2時間あまりの巡行となりました。
でも、お天気も良かったので沿道にはたくさんの人が。ようやく来た春ですもんね。。。今年は、となみ地方の他のお祭りも開催される予定です。
【吉】