映像制作・動画制作のVision21

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城端の渋い夏

南砺市城端・城端別院善徳寺の夏の恒例行事「虫干法会」。期間中はありがたい法話とか掛け軸を見ながらの絵解きなどがあるのですが、お寺の膨大な宝物の「虫干し」も行われます。普段なかなか入ることができないお寺の中を散策がてら見学できるのがなかなか楽しい。今日は撮影の合間に拝観料を払って見て来ました。

善徳寺には本当にいろんなお部屋があります。離れにはこんなアズマダチの建物も。木立ちに囲まれ冷房なしでもなかなか涼しい。

虫干しされる宝物(注:タカラモノではなくホウモツ)は、これまたいろんな品があるのですが、私が好きなのはやはり「寒山拾得」と「木馬」。

こちらが「寒山拾得」の掛け軸。

一度見たら、忘れられないインパクトです。

吸い込まれるように見入っていたら、説明役のおとうさんにクイズを出されました。

Q.さて、どっちが「寒山」でどっちが「拾得」でしょう?

あ、2人の名前だったんだ。。。無知でハズカシイ。

正解は、竹を背に描かれているのが「寒山」。書物を持っているのが「拾得」だそうです。このお二人、文殊菩薩と普賢菩薩の化身とも言われているそうですが、ちょっと変わった奇抜な僧侶という設定です。一般的な価値観を批判したものですね。

そして、もうひとつのお気に入りの「木馬」がこちら。

たしか、加賀藩主のご子息が別院の住職としてやってきた時に持参したおもちゃで、住職が幼くして亡くなった後、主人を無くした木馬が悲しんで夜な夜なお寺の中を徘徊していたというお話だったはず。(今回この場所に説明係の方がおられず確認できず、、、)歴史あるお寺にぴったりの逸話が私は大好きです。

そして今年は初めて「盤持大会」も見ました。

力自慢たちが、なんと100キロもあるとっても持ちにくい俵を肩に担ぎ上げます。人間の力は偉大だ〜。

まだまだコロナは心配ですが、例年通りの行事が復活してきて素直にうれしいですね。

【吉】

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